[New York] マンハッタンにできた最新ホットスポット "Little Island ” 作ったのはあのパワーカップル!
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早速ですが、今日はニューヨークで、ハドソンヤーズに続いて皆がこぞって、訪れているスポットを紹介したいと思います。
今一番ニューヨークで、話題になっているスポットといえば、この、
“ Little Island”
その名の通り、”小さな島。
マンハッタンのウェストサイドのW.13 ストリートにあるトーマス・ヘザーウィックによって設計された2.4エーカーのリトルアイランドを作ったのはファッションデザイナーである、大御所デザイナー、ダイアンフォンファステンバーグ (DVF)、そしてその夫であるメディア王、パラマウントピクチャーのチェアマンでもあるディラー(Diller–von Furstenberg)の寄付によって5月21日にオープンした、今ニューヨークで一番話題のスポットです。
余談ですが、DBFの旦那、ディラーは日本の皆さんにはあまり知られていないかもしれませんが、彼が名を連ねている企業名といえば、錚々たる企業。1990年代にはホームショッピングの可能性をいち早く見極め、QVCのチェアマンに、そしてオンライントラベルのExpedia、そしてmatchグループ(match.com、Tinderの親会社)のチェアマンも務める敏腕ビジネスマンでもあります。
さて、このLittle Island, 5月21日に公園と、ライブパフォーマンス会場がオープンしています。6月15日から9月末までに、すでに約500のイベントが予定されているのだとか。
そして、何が驚きかというと、この公園のオープン時間。
なんと 朝6時から夜中の1時までオープンしています。入場は、TIMED TICKET.入場制限が時間によってされています。リンクはこちら。
ランドスケープを設計したのは、ウィットニー美術館やリンカーンセンターの設計で知られるMathews Nielsen Landscape Architects (マシュー・ニールセン アーキテクツ)
ディラー氏によると、ファミリー財団はリトルアイランドの建設に2億6000万ドル(およそ280億円)を寄付し、今後10年間でメンテナンスとしてかかる1億2000万ドル(およそ125億円)を投じています。 ニューヨーク市が出資したのは、遊歩道に1700万ドル(およそ17億円)、ニューヨーク州も400万ドル(4億円)というので、総工費のほとんどを、このカップルが寄付したということに。ここまでの額となるとなると、あなたの総資産一体いくらなの〜〜〜??と思ってしまいますよね。笑
このアイランドが作られるまでにかかった時間と労力はもう計り知れないとのことで、キックオフミーティングがあったのは、なんと2012年、ハリケーンサンディがアメリカ東部を襲った日。そして、デザインにかかった時間が想定以上だったとか。まずは一つ一つのVESSELに植えられる木に必要な土を十分に支えられるようにエンジニアすることだけに1年かかり、挙げ句の果てには、環境団体に訴訟を起こされ、セメントに80億円をさらに投入、という時点で、一度プロジェクトはおじゃんに。
ダイアンにも、娘たちにも、「もうやめて、自分たちが求められているところでプロジェクトしようよ!!」となんども説得をされ, プロジェクトを一度は終了する苦渋の決断。
それなのにまた再開した理由は、なんと、あのクオモ知事だったんだそう。
もうやめる!っと宣言した途端に、やめないで!という声がそこらじゅうからあり、(あるあるですね 笑)クオモ知事もその中の一人だったそう。訴訟を退かせるように動いてくれて、もう一度やろう!と。
もうこのプロジェクトに関わった人たちには全て退職金を渡していたので、今更感がすごくあったディラーですが、もう一度スタッフに働きかけて、10日の返答期間のあと、みんなが”やろう!”と戻ってきてくれたという、もう聞いているだけでドラマ感たっぷりなストーリー。
ピア54の残骸の上に建設されたリトルアイランドには、芝生、曲がりくねった小道、ライブパフォーマンスのための3つのステージ、そして彼らが「屋外ナイトクラブ」と呼んでいるスペースも。
純粋にこの島を作った目的は、
「人々が楽しめる場所を作る」
これだけなのだそう。
この島からは、ハドソン川はもちろんのこと、自由の女神、エンパイヤステートビル、そしてフリーダムタワーすべて拝めるという絶好のスポット。
「これは人々の喜びのためだけです。他の目的はありません」とディラーは説明します。 「私にとって、あなたがその橋を上ってニューヨークを後にし、(島はハドソン川に浮かんでいるので)あなたが私たちの小さなオズに入って、それはあなたに喜びをもたらします、それだけで価値があるといえます。ガンを治すわけではありませんが、あなたの精神に安らぎを与えてくれたら幸せです」
なかなか行けていないのですが、本当に行ける日が楽しみです。行くならサンセットの時間帯かな?